7thアルバム レコーディングテスト


伊那市のRED IGUANA STUDIOで、次回作のレコーディングテストを行ってきました。
前作「Another Frame」では、ギターの音は、自分の音楽はこういうものだ、というものを自分なりに提示できました。その方向性はとりあえず一段落。

今回のマイク〜セッティングテストは、イメージをどう形にしていくか模索していく第一歩となります。


ショップスのCMC65。クラシックの録音では超定番マイク。Indigo Noteのヴィオラパートはこのマイクで録っています。今回初めてソロのギターでテストしましたが、美しい世界観に完全にやられました。今回のメインマイクに決定!
オムニ(無指向性)とカーディオイド(単一指向性)の両方を試しましたが、カーディオイドを採用。4thアルバムから続いたオムニ採用が次作は途切れる事になりそうです。かなり変わるなー。マイクが決まった後は楽器との位置を繰り返し詰めて、高さと距離を決定しました。


ノイマンのu87。現行の「ai」ではないヴィンテージの87にも興味津々でした。個人的にはこちらが本命だと予想してましたが、ショップスにラストで捲られました。
現行のu87aiよりゲインは少なく、明らかに下の方が豊かで、味わいのある響きです。これで録ると「古い輝き」を帯びる事ができます。素晴らしいマイクでした。


ノイマンのu87ai。現行のノイマン87です。やはり名機ですね。驚くほどフラットながらも、ノイマンが提示する「良い音」の世界観は強烈に感じさせます。ヴィンテージの87よりも上が伸びてスッキリして、しかも厚みがある。もうこれは何を録っても間違いないでしょう。ちなみに、私のアルバム「海流」ではこのマイクのカーディオイドを、「かざぐるま」と「Tree Of Life」ではオムニモードを採用してます。


DPA4006a。私にとって最強のマイクであるのは間違いありません。このマイクに出会って人生変わりました。
再現性の密度がものすごくて、「音」の奥にある「佇まい」を録れるマイクです(←これ、このマイクのキャッチコピーで使ってくれないかな…)。要するに「音楽」が録れるんですよね。今日のテストでもその情報量は桁違いで、やはりこれだよなーと思いつつも、次アルバムは別方向と決めていたので採用せず。このマイクで制作する機会は今後もたくさんある事でしょう!私のアルバム「Another Frame」はこのマイク無しでは生まれませんでしたね。

以上、ここまでレコーディングマイクのテストでした。
もちろん、アンプとの兼ね合いも同時進行でテストしていきます。
鉄板のオーロラGTQ2と共に、久しぶりにユニバーサルオーディオの610を通しました。チューブサウンドの味わいは非常に特徴的です。音源の美点が強調される良さがありますね。
しかし、GTQ2は抜け落ちて欲しくない成分が非常にリアルです。どちらも素晴らしいアンプですが、自分はやはりオーロラに軍配を上げます。

以下は、ライブ用マイクとして導入しようかと悩んでいたsEエレクトロニクスのsE8のテストです。
使い慣れたAKG C-451Bと比較していきます。


sEエレクトロニクスのsE8。ライブ用のマイクとしてかなり気になっていました。値段も安く、評判も良い。ノイマンKM184ライクなサイズも最高ですね。ゲインが高くて驚きました。そしてAKG451と比べて下も伸びたフラットな音!現場で使いやすいかどうかは実際に導入してからになりますが、これは今「買い」のマイクだと確信しました。


AKGのC-451B。ライブでは本当に重宝する、名機ですね。ギター弾きなら一本持っておいて間違いありません。高域の伸びが良い音像。指向性も狭く、それがライブ現場では実に使いやすいのです。オンでしっかり使えるというのはアコースティックギターにとってかなりポイント高いです。逆に言うと、音源から離れるとあまり良い結果が得られないマイクですが…

時間をかけた分、非常に収穫の多いセッションとなりました。
次回からは録り進めていきます。