The Beatles 「Abbey Road」

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小学生の頃の私は、それこそ「浴びるように」ビートルズばかり聴きまくっていました。
前回紹介した赤盤青盤のベストを聴き込むうちに、当然のことながら前期と後期の音楽の違いに気づきます。
自然と「後期の方が良い曲が多い」と感じたのを覚えています。

ビートルズのラストにあたるこのアルバムからもかなりの影響を受けました。

一番好きだったのは「ゴールデン・スランバー」。
こんなに良い曲ってあるのか!という衝撃。そこから「キャリー・ザット・ウェイト」「ジ・エンド」とたたみかけてアルバムが終了する展開も大好きでした。アルバム終了後、20秒の間をおいて突然始まる短くかわいらしい曲も謎めいていてときめいたものです。(昔のレコードではこの曲のクレジットが無く、後に「ハー・マジャスティ」というタイトルである事を知りました。)

さて、ビートルズを聴き始めてしばらくは、ボーカルがそれぞれ誰の声なのかは全くわからず、面白いことに太い声はジョンなのだと早合点していました。

「オー・ダーリン」
「カム・トゥゲザー」のバックボーカル
「ユー・ネバー・ギブ・ミー・ユア・マネー」の後半部
全部ポールの声なのに、何故かジョンと思い込んでました。

A面ラスト「アイ・ウォント・ユー」の延々続くラストフレーズが突然強制終了する瞬間。そしてその押し黙った雰囲気のままB面に裏返して始まる「ヒア・カムズ・ザ・サン」。
こういった効果を狙ってやる人は多いが、楽曲に力が無ければ上滑りしてしまうものです。
CDになってあのレコードを裏返す間が無くなったのは少し寂しい気もします。

「ポリシーン・パン」から次曲へのボーカルスイッチ
「オー・ダーリン」のラストの咆哮
「サムシング」のギターソロ
「カム・トゥゲザー」のベースとタムとファズギターのバッキング

このアルバムで体験できる快感は数えきれませんが、やはりなんと言っても曲が良いですね。
このアルバムを聴いた時から「いつか自分でも良いメロディを作りたい」という気持ちが芽生えてきたのを覚えています。