【おすすめの10枚】④ 田野崎文『song』


【おすすめの10枚】
④田野崎文『song』

シンガーソングライターの田野崎文(たのさき あや)さんは、北海道石狩出身。
彼女と、ヴィオラ三好紅さん、私の3人ユニット「tri tonica」(トライトニカ)のヴォーカルとして、今までいろんな場所でステージを共にしてきました。

tri tonicaでは基本的にヴォーカルのみなのですが、元々はソロ・ミュージシャンであり、ピアノ弾き語りスタイルが彼女の音楽の根幹です。
歌に寄り添うピアノは、シンプル。ピアニズムというより、彼女が引き出す”響き”が、歌の世界と心地よく融合します。本人は「ピアノに自信がない」と常々話してますが・・・音楽に必要な響きを紡ぎ出せるこの芸風は彼女ならではだと思います。

2019年にリリースされた弾き語りのアルバムが、この『song』です。全10曲。7曲がピアノ弾き語りで、3曲が私のギター伴奏となっています。

レコーディングは長野県伊那の大屋建さんの工房にレコーディング機材を持ち込んで行われました。エンジニアはRED IGUANA STUDIOの林慶文さん。

録音には3日間を用意していて、私は2日目に合流する事になっていました。
伊那に着いてみると、驚いたことに私の参加する曲以外は録り終えているではありませんか!1日で7曲録ってるだけでもすごいのに、プレイバックでそのクオリティにぶっ飛びました。一発録りでここまで自然な世界を表現できるとは、やはり只者ではありません。

個人的ハイライトは1曲目の『会いたい』、そして『心の底から』ですね。アップライトピアノの鳴りと、伸びやかな歌声、そして普遍的なテーマを持つ歌詞。田野崎さんの歌は、どんなテーマでも、必ず”自分の言葉”にしていると感じます。これは彼女と会話していても感じる安心感です。大げさに言えば、彼女の、人しての姿勢からくるのかもしれません。

私の伴奏した『すみれの花が咲く丘で』も、素晴らしく心地よいバージョンになっています。

まさに珠玉といえる、素晴らしい弾き語りアルバムです。
多くの人に手にとってほしい一枚。

そして、ぜひ田野崎さんのライブに足を運んでください。客席のひとりひとりに直に話しかけるような彼女の世界観は、ライブでこそ感じる醍醐味だと思います。実際に会うと、オーラがすごいんすよ・・・

↓ご購入希望の方は、こちらからアクセスしてみてください。
https://www.facebook.com/ayatanosaki/

 

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【おすすめの10枚シリーズのコンセプト】2020.4.4
「こんな時には、とてもじゃないけど音楽を聴く気にはならない…」
私もその気持ちはよくわかります。

しかし、最近気づきました。
直接の面識のある友人達のアルバムからは、まるで彼らと楽しく話をしているような、そんな気持ちを貰えるという事を。

これから10枚ほど、そんな友人達のアルバムを紹介していこうと思います。
日常的にライブ活動をしている人たちばかりなので、この騒動が収まれば、誰でも直接会って話ができる人たちの音楽です。

この記事を読んで、10枚をコンプリートしてくれると嬉しいですね。